ロックダウン中のNY市でステイホームが始まってから9週間。最初は意外とストレスフリーに過ごせてましたが、最近はさすがに結構しんどいです。
数日前、しばらく休業中だったレストランの多くで「Yes, we are open.」(テイクアウトとデリバリーのみですが)と貼りだしてあるのを見て、涙ぐんでしまいました。いろいろ困難はあってもまだ街は死んでいない、と励まされた気分です。こんなNYのたくましさが大好きです。
最近、リハーサルやパフォーマンスをしている夢やクラスを教えている夢をよく見ます。人との対面での関わりが当たり前だった時間が恋しいです。
そんな中、毎日好きなアーティストのライブ映像を観たり音楽を聴いたりして生きる力をもらっています。一方、満員の観客席を見て切なくなったりもします。何の心配もせずまた心から音楽や演劇を楽しめる日が一日も早く戻ってくることを願ってやみません。
先日、ルーシッド・ボディの指導者間でオンラインミーティングがありました。そこである先生が言っていたのですが、アーティストの使命は、この経験を次の世代に伝えていくことだから、表現の場が失われてくじけそうになるかもしれないが、今感じていることを記憶・記録しておきなさいと。(NYにある演劇の大学院の卒業式辞で聞いたそうです)
その言葉を胸に、一日一日を過ごしています。
皆さんもくれぐれも気をつけて。
また元気に会いましょう。